目次
・カレイについて
・カレイ釣りの魅力
・カレイ釣りに必要な装備
・まとめ
あらすじ
釣りの中で最難関と言われるカレイの釣り方をご紹介いたします。
なぜ最難関と言われるのかも合わせて紹介いたします。
カレイについて
フィッシュイーターとして知られるヒラメにそっくりなカレイ。
カレイの見分け方として左ヒラメの右カレイと言われる、表側の顔の向きが右側だとカレイとして見分けることができます。
カレイは世界で100種類程いることがわかっており、日本でも40種類程生息しています。
釣りの対象魚としては、マガレイ、マコガレイ、イシガレイの3種類がポピュラーな釣り
対象魚になります。
まずはこの3種類についてご紹介いたします。
マガレイ
最も親しまれているカレイと言えば、このマガレイだと思います。
スーパーの惣菜のカレイの煮つけで売られていることが多いです。
北海道全域、日本海側沿岸部、青森から福島などの太平洋沿岸などで釣ることができます。
マコガレイとは表側は似ているので、見分けをつけるのが難しいですが、裏側を見れば一目瞭然で違いがわかり、尾っぽ付近に黄色い線があればマガレイだと判断できます。
この他にもマコガレイには目と目の間に鱗があるのに対して、マガレイはありません。
マコガレイ
マガレイよりも市場価値が高いのが、このマコガレイです。
マガレイとよく似ているので注意が必要です。
北海道南部から大分県などで釣ることができます。
カレイ釣りの本命はこのマコガレイのことが多く、マガレイやイシガレイはマコガレイに比べて味が劣るので外道と言われています。
イシガレイ
マガレイやイシガレイとは違い、他と見分けることが容易です。
体表に石のような突起があります。
日本各地の沿岸部で釣ることができます。
体表の石のような突起には臭みの原因となっていると言われているので、食べる場合は釣り上げたらすぐに取り除くことをおすすめします。
カレイ釣りの魅力
カレイ釣りでの魅力を3つ程ご紹介いたします。
カレイ特有の引きの強さ
カレイは平べったい体で最後まで抵抗してくることや重量感のある引きを楽しませてくれます。
投げ釣りの対象魚として人気のシロギスは、糸を巻くだけであまり引きを楽しむことができません。
カレイの引きを1度味わうとまたカレイが釣りたいと思うこと間違いなしです。
とにかく絶品
カレイの煮つけが代表的な食べ方ですが、他にも刺身、ムニエル、塩焼きや唐揚げといった食べ方ができるのがカレイです。
特にマコガレイは美味しく、刺身は絶品です。
釣りをする人の特権とも言える、活〆と血抜きをおこなった新鮮なカレイは、料亭で出されるカレイに匹敵する美味しさでしょう。
捌くことの難易度は高いですが、美味しくいただけるカレイは、味で釣り人を魅了しています。
釣るのが難しい
カレイはとても釣ることが難しい魚になります。
なぜ釣ることが難しいのか、3つご紹介いたします。
1つ目は、アタリに気づくことが難しいことです。
似ているヒラメは、フィッシュイーターなので獰猛でエサに食いついてきますが、カレイはそうではありません。
側面のヒレで体を起こして、鳥のようについばんでエサを食べます。
エサをついばんで食べるため、アタリに気づくことは至難の業でしょう。
他の魚とは違うアタリを楽しませてくれることも魅力の一つです。
2つ目は、アワセが至難の技
魚が釣れた時に竿を上げて、魚の口に針を食い込ませることをアワセと言います。
カレイはこのアワセのタイミングが、超が付くほど難しいのです。
カレイの口はかなり硬いので、生半可なアワセだと針が食い込みません。
1つ目に書いたように、ついばんでエサを食べるのでアワセのタイミングがわかりづらいなどがあります。
3つ目は、外道が多い
カレイ釣りは基本的に置き竿という、竿置きに竿を放置する方法の釣り方をするので、カレイ以外の外道が釣れてしまうことが多いです。
シロギスだと嬉しい外道ですが、ベラやヒトデも釣れてしまいます。
毒のない魚であればいいのですが、ウミケムシなんかも釣れてしまいます。
外道やエサ取りを避けながら釣る必要があるので、カレイを釣ることは難しいのです。
この3つのように、釣り難易度がとても高いので、釣れた時の喜びは大きいと思います。
1度この喜びを知るとやめられなくなるのは、当然と言えるかもしれません。
カレイ釣りに必要な装備
カレイ釣りに必要な装備をご紹介いたします。
カレイ釣りの竿
カレイ釣りに必要な竿は、最低でも4m以上はあるテレスコピックなどの竿が必要となります。
オモリは30号という重いものを使用するので、対応しているものがおすすめです。
遠投磯竿などが対象となります。
カレイ釣りのリール
リールは、スピニングリールを使用をおすすめします。
置き竿での釣りなので、リールが下側になるからです。
また、シロギスなどを狙う専用のリールがありますがあまりおすすめしません。
このリールはドラグという機能がないことが多いからです。
50cmにもあるカレイを狙うのでドラグがあるスピニングリールを選んでください。
ナイロン4号を200mから300m程巻けるスピニングリールをおすすめします。
カレイ釣りの糸
置き竿がメインの釣りとなるので、岩などの擦れに強いナイロンがおすすめです。
フロロカーボンだと、道糸としては硬すぎてしまいライントラブルの原因となるからです。
おすすめの号数は、4号になります。
カレイ釣りの仕掛け
針については、カレイ釣り用のセットをおすすめします。
カレイ釣り用の針は、カレイの口に入りやすい形状となっているからです。
オモリについては、誘導式のテンビンで30号程度をおすすめします。
流れの強い場所に生息していることが多いので、ドーナツ型など流れに強いものが特におすすめです。
その他にも、竿を置いておく三脚や三脚のオモリと手を洗うために必要なバッカン、エサを飲み込んでいることが多いので針外しが必要となります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
カレイ釣りは奥が深く、この記事だけでは魅力を伝えきれないことが多いです。
そんな釣りだからこそ、カレイ釣り専門の人もいる程です。
カレイ釣りの魅力が少しでも伝われば幸いです。